がん検診について
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がんの早期発見にはがん検診が非常に有効です
「自覚症状がなければ、がん検診はしなくていい」そんなことを思っていませんか?
今日の日本では、国民の2人に1人ががんにかかり、国民の3人に1人ががんで死ぬといわれています。しかし、治療や診断の進歩により、早期発見、早期治療が可能になってきました。
がんによっては、検診にて早期発見をし、早期治療を行えば、90%以上の人が治ることが可能です。
がん検診では、進行度の低いがんが多く発見されています。
また、自覚症状が現れてから受診した人は、がんが早期より進行していることがわかります。
がんを早期発見・早期治療をすることにより、長期間の入院による肉体的・精神的・経済的負担など、あなただけでなく、家族への負担も軽減できます。愛する家族のためにも、自覚症状がない時からがん検診を受診しましょう。
国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」予後生存率(2015年3年生存率)
相対生存率::他の病気等による死亡の影響を取り除いた生存率
がんと診断された方の3年後の生存率は、発見が早いほど高くなります。
がん検診から治療の流れ
がん検診は一次検診、精密検査(二次検査)、がんの確定診断、治療という流れで進んでいきます。
一次検診では、「スクリーニング」といって、健康な人と、多少でもがんの可能性が疑われる人を見極めてふるいわけます。
もし、精密検査でがんと診断(確定診断)された場合は、必要に応じて治療へ進むことになります。
各種がん検診の詳細
がん検診を受けるには?
がん検診を受けるには、以下の方法があります。
- お住まいの市町村が実施するがん検診を受ける
- お勤め先やご加入の医療保険が実施するがん検診を受ける
- 医療機関が実施するがん検診を受ける
岐阜県の市町村では、職場などでがん検診を受けることのできない方の検診を実施しています。検診の詳細は、お住まいの市町村窓口までお問い合わせください。
10月はがん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン月間
がんは、日本の死因第1位であり、岐阜県でも全死因に占めるがんの死亡割合が高く、今後もがんによる死亡者数の増加が見込まれています。
がんによる死亡数を減少させるためには、早期発見・早期治療が重要です。がん検診を受けることで、早期にがんを発見・治療できるだけでなく、身体的・経済的な負担も軽減できます。
この機会にぜひ、がん検診を受けましょう。
がんによる死亡者数を減少させるためには、早期発見・早期治療が重要であることから、がん対策基本法(平成18年法律第98号)第14条においては、国及び地方公共団体は、がん検診の受診率の向上に資するよう、がん検診に関する普及啓発その他の必要な施策を講ずるものと定められている。
「がん検診受診率50%以上」を目標に掲げ、その達成に向けての取組を進めている。
(厚生労働省 キャンペーンについてより抜粋)
岐阜県の各市町村のがん検診問い合わせ窓口(厚生労働省)
こちらのページからお住まいの市町村のがん検診問い合わせ窓口を探すことができます。
がん検診の関連サイト
岐阜県のがん対策(岐阜県ホームページ)
岐阜県のがんの統計情報(ぎふがんねっと)
岐阜県のがん検診受診率を確認することができます。