がんの予防について
CANCER-PREVENTION
がんを防ぐための新12か条
自分へ家族へ。予防は思いやり。
がんは予防することができる病気です。
公益財団法人 がん研究振興財団がんを防ぐための新12か条2017より
感染予防や早期発見により予防できるがん
ウイルスや細菌の感染予防(ワクチン)や早期発見で発生を防ぐことのできるがんもあります。
肝炎ウイルス(肝がん)
B型・C型ウイルスに感染した人は、肝がんになりやすいといわれています。地域の保健所や医療機関で、1度は肝炎ウイルスの検査を受けることが重要です。
もし陽性であれば、さらに詳しい検査が必要ですので、肝臓の専門医を受診しましょう。
ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)
ヒトパピローマウイルス(HPVウイルス)は、ほとんどの女性に感染し、その百分の一から千分の一に子宮頸がんが発生します。
12歳前後の女児に感染予防ワクチンを接種することで、7割以上の子宮頸がんが予防できるとの報告もあります。
大人の女性は子宮頸がん検診を受けましょう。前がん病変を発見して、がんへの進行を防ぎます。
ピロリ菌(胃がん)
胃がんの発生の重要な因子の一つとして考えられているピロリ菌は、日本人中高年の感染率が非常に高いことがわかっています。ピロリ菌の検査を受け、感染していれば除菌治療を含めて専門医と相談しましょう。