岐阜県の肝炎対策
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医学の進歩した現在の日本においても、肝細胞がん死はすべてのがん死のなかでも3位と高く、その最大の原因は、ウイルス肝炎に代表される慢性肝疾患によります。
B型肝炎、C型肝炎いずれも、血液・体液、輸血などの医療行為および薬物濫用、刺青などで感染し、特にC型肝炎では無治療の場合、その慢性化率は70~85%と言われています。
いわゆるウイルスキャリアはしばしば無症状のまま経過し、血液検査でのみ異常がみられることも少なくありません。
進行は緩徐であり、年余にわたってALTの上昇や変動がみられ、20~30年の経過で肝硬変へ進展し、それにつれ肝細胞がんの頻度は増加し、年率発がんは7%と言われています。
ウイルス肝炎の治療は専門施設によるインターフェロン治療および抗ウイルス剤による治療が中心になりますが、いずれも高額な治療になるため、岐阜県では平成20年よりこれらの治療に関し一定の条件を満たした場合は医療費助成を行っております。
医療費助成をはじめとした、岐阜県のウイルス肝炎に対する取り組みは下記のホームページに掲載していますのでご参照ください。
岐阜県の肝炎対策について
肝炎治療に関する相談窓口
主に、B型、C型肝炎で治療中の患者さんや、そのご家族を対象に、面談、電話で相談を行っています。
- 長期療養による不安や苦痛
- インターフェロンによる副作用
- 日常生活で困っていることや、わからないこと等 肝炎治療に関すること
肝炎治療に関するご相談は、どなたでもご利用できます。
肝疾患診療支援センター
(岐阜大学医学部附属病院内)
〒501-1194 岐阜市柳戸1-1
お問い合わせ先 058-230-7033(直通)
(相談時間や方法等につきましては、ホームページまたはお電話にてご確認ください。)